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コックピットの窓を見ると、自動車のフロントガラスにあるのと同じような「ワイパー」が備えつけられているのをご存知だろうか。もし、雨の日に空港を訪れる機会があったら、ぜひ見てほしい。空港内を移動する旅客機のコックピット前方にある2つの窓に1つずつあるはずだ。そして、その動きをよく見ると、左右のワイパーが自動車のように、一緒に連動するのではなく、バラバラに動いているのに気がつくはずだ。なぜなのだろうか。答えは簡単。自動車の場合、ドライバーは1人である。したがって、2本のワイパーを1人で一度に操作することになるが、旅客機のパイロットは機長と副操縦士の2人おり、それぞれが1本ずつのワイパーを操作しているからだ。機長の前にある窓のワイパーを動かすのは機長、副操縦士の前にある窓のワイパーを動かすのは副操縦士の役目なのである。ワイパーの動くスピードは2種類あり、それぞれ、適した速度を、機長と副操縦士、それぞれの判断で選択することになる。